大黒柱とは、家の中央部にあり、家を支える柱のことといって差し支えないでしょう。現在の住宅建築においては「耐力壁」や「通し柱」のことをさします。
建築基準法において、建物を支える柱(例えば、隅柱やそれに準じる柱)は通し柱である必要があります。
ですから、家においてはたくさんの「大黒柱」候補があるわけです。
その中で家の中央付近にある柱には大きな力がかかり必然的に太い柱を使います。
この柱を「大黒柱」と呼ぶのです。
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現在行われている木造住宅の耐震設計法は、「壁倍率」にもとづいた壁量規定を満足することで、耐震性を確保しようとするものです。重要な構造要素である壁の耐力や変形性能などは、筋かい軸組壁、土塗り壁、構造用合板壁などの種類によって大きく異なり、壁倍率という尺度のみでは適切に耐震性を評価することが困難になってきています。
木造軸組の接合部は、伝統的な構法を見ても分かるように、金物でがんじがらめにしたものではなく、材料の加工性を巧みに利用して適度の剛性と減衰性を構造体の内部に付与する形式をとっています。
木造軸組を用いた構造モデルを振動実験したところ、平行四辺形に大きく変形して揺れながらも、震度6強クラスの地震動で倒壊はしませんでした。つまり伝統的な木造軸組の粘り強さが立証されたのです。
そのポイントは「めり込み」と「摩擦力」。木材は「めり込み」とよぶ特徴的な力学特性を発揮します。強度は低いが変形性能が大きく、なかなか倒壊しないのです。水平力に対して「めり込み」が有効に機能するためには、部材同士が互いにズレないことが必要です。そのために部材同士の「摩擦力」が働きます。樹種によって異なりますが、ヒノキやスギなど一般的に用いられてきた木材はおおむね0.15~0.2程度の動摩擦係数を持っています。(自重に対し横から 15%~20%の力をかければ動く。)
木材は構造体の形成に都合の良い材料特性、「めり込み」と「摩擦」の性能を適度に備えています。伝統構法は木材のこれらの特性をうまくバランスさせた、構造体の組み合わせ利用です。
「伝統工法」には永年に渡り受け継がれてきた「型」があります。
現在の住宅に「伝統工法」を活かす場合にも、その「型」を守って設計を考えていきます。
〈歴史的建造物が材木の耐久性を実証〉
年代 | 建築物 |
---|---|
飛鳥時代(600年代) | 出雲大社、伊勢神宮、住吉神社、法隆寺金堂、法隆寺五重塔 |
奈良時代(700年代) | 法隆寺夢殿、唐招提寺金堂、正倉院、薬師寺東塔 |
平安時代(800~1100年代) | 平等院鳳凰堂、中尊寺金色堂、紫宸殿 |
鎌倉時代(1200~1300年代) | 東大寺南大門、円覚寺舎利殿、石山寺多宝塔、正福寺地蔵堂 |
室町時代(1300~1500年代) | 鹿苑寺金閣、慈照寺銀閣 |
桃山時代(1500年代) | 二条城、西本願寺飛雲閣 |
江戸時代(1600~1800年代) | 日光東照宮、修学院離宮、桂離宮 |
「自由な間取り」と「大空間」、そして安全性が得られる。
最近の住宅では「大黒柱」と明確に感じるものは少なくなりました。
これは、建物の強度を確保する方法として、いろいろな方法が考案されたためです。代表的なものとしてツーバイフォーや在来軸組工法の家などがそうです。結果として必ずしも、大黒柱を設置する必要性が薄くなってしまったからです。
「自由な間取りを作りたい」「広い空間が欲しい」を適正なコストと安全性を確保しながら叶えてくれるのは、「大黒柱」を使用した木造軸組構法、すなわち「伝統工法」なのです。
「トラス式ラーメン工法」の最大の特徴は、
木造でありながら柱を無くし、大空間を実現します。
住居空間の広がり・ゆとりはもちろんのこと、快適空間を実現するため心のゆとりも提供します。
また様々な用途にもお使いいただけます。
用途:LDK+1
:店舗兼用住宅
:全面サッシ
:ガレージハウス
:大空間
:トラス式マルチW工法
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